相続した実家や、施設入居後に誰も住まなくなった家を、すぐに売却・解体するとは限りません。しばらく空き家として保管する場合もあります。
北海道では、冬になると積雪や低温によって現地確認や家財の搬出が難しくなることがあります。特に札幌市水道局は、外気温がマイナス4度以下になるときや、真冬日が続くとき、長期間水道を使用しないときは凍結に注意するよう案内しています。
雪が本格的に降る前に、家の中と管理方法を一度確認しておきましょう。
1.水道管と給湯設備の凍結対策
長期間留守にする家では、水道管や給湯設備の凍結が心配です。水道が凍結すると、水が出なくなるだけでなく、破損や漏水につながる場合があります。
水抜き栓の場所と操作方法、給湯器やトイレなどの対策は建物によって異なります。自己判断で設備を操作するのが不安な場合は、水道局の案内や指定給水装置工事事業者、設備の管理会社などへ確認しましょう。
電気や暖房を止める場合も、凍結防止機能や設備への影響がないか、契約先や専門業者へ確認してから進めることが大切です。
2.雪が積もる前に搬出経路を確認する
冬は、玄関までの通路や駐車場所が雪で狭くなり、大型家具や家電の搬出に時間がかかることがあります。屋外階段、物置、車庫の前なども作業しにくくなります。
冬前にすべての家財を片付けられない場合でも、先に大型家具や重量物だけを搬出する、必要な書類や貴重品だけ回収するなど、優先順位を決めておくと安心です。
冬期間に作業を依頼する場合は、除雪の範囲や駐車場所、追加作業が必要になる条件を見積もり時に確認しましょう。
3.重要書類と貴重品を残さない
空き家にしたまま長期間置いておくと、家族が何をどこに保管したか分からなくなることがあります。
- 通帳、印鑑、保険関係書類
- 権利証や登記識別情報通知
- 固定資産税や公共料金の書類
- 現金、貴金属、時計
- 自宅、物置、車、貸金庫などの鍵
- 写真、手紙、形見として残したい物
これらは冬前に確認し、相続人や管理する家族のもとへ移しておきましょう。誰が何を預かったか、一覧に残すことも大切です。
4.郵便物・契約・定期的な見回りを確認する
郵便物がたまっていると、重要な通知を見落とすだけでなく、長期間不在であることが外から分かりやすくなります。郵便物の転送や回収方法を決め、電気、水道、ガス、灯油、通信などの契約を整理します。
すべてを停止すればよいとは限りません。建物の凍結対策や防犯設備に必要な契約もあるため、設備や管理方法に合わせて判断してください。
屋根や外壁、窓、換気、積雪状況などを誰が確認するかも決めます。遠方に住んでいる場合は、親族や管理会社、専門業者へ見回りを相談する方法があります。
5.鍵の本数と管理者を決める
空き家の整理では、不動産会社、管理会社、整理業者など、複数の人が出入りすることがあります。鍵を誰が何本預かっているか分からなくなると、防犯面でも不安が残ります。
預ける相手、預けた日、鍵の本数、返却方法を記録しましょう。郵送する場合は追跡できる方法を使い、受け取りの連絡をもらうと安心です。
冬前に売却や解体を決める必要はありません
家財を整理することと、家を売る・残す・解体することは別の判断です。まず重要品を回収し、冬の管理に必要な状態へ整えてから、家族で今後を考える方法もあります。
不動産の査定、媒介、売買契約などは宅地建物取引業者が担当します。想和では、室内の仕分け、家財の搬出、清掃など売却前の準備を行い、ご希望に応じて提携不動産会社をご紹介します。
遠方からの空き家整理もご相談ください
想和では、札幌を中心に北海道内の空き家整理に対応しています。現地へ何度も来ることが難しい場合は、事前の打ち合わせ、鍵のお預かり、作業前後の写真報告、鍵の返却方法を確認しながら進めます。
「冬までに全部は終わらない」「まず重要書類だけ探したい」という段階でも大丈夫です。優先順位を一緒に整理します。
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